麻酔について   麻酔について (麻酔科より配付された冊子より抜粋 2005/8/29現在)

◆全身麻酔で手術を受けられる方へ
頚部・顔面・頭部・脳内の手術を受けられる患者様は概ね全身麻酔で痛みをなくします。
当病院では全身麻酔は全て麻酔科医が担当します。
@麻酔前診察
 手術前日の午前9〜12時の間に麻酔科外来を受診していただきます。
A麻酔前の準備
 食事や飲水は、原則として手術前日の午後9時までとし、その後麻酔開始までは絶飲食
 お願いいたします。先に述べましたように、胃の中に食べ物が残っていると誤嚥の危険があ
 るためです。
B手術当日は、手術開始30分前に病室の看護士が手術室へご案内します。
C手術室内の手術室へベットに寝たまま移動します。
D静脈を刺してテフロン針を留置します。ここより輸血や投薬を行います。
E心電図の電極を胸部に、血圧測定帯を上腕部に、動脈血酸素飽和度測定用センサー
 を指先に装着します。
F全身状態を確認したあと、睡眠薬を静脈に注入して眠っていただきます。
G筋弛緩薬を注入したのち、気管内へチューブを留置して本格的な麻酔に入ります。
H手術が終了すると麻酔ガスを止めます。しばらく(5〜15分)すると患者様の意識が戻ります。
I気管内チューブを抜き、全身状態が安定したら病室ベットに乗って戻ります。
 全身麻酔の併発症としては前に述べた心停止の他に、歯の損傷、末梢神経麻痺、目の損傷、
 熱傷などが挙げられます。歯の損傷は気管内チューブ挿入のとき、喉頭鏡で圧迫するためです。
 末梢神経麻痺は手術体位を取るときに圧迫されて生じます。目の損傷は、目を開けたままにし
 ておくと、乾燥により生じます。熱傷は電気メスの対極板の固定部に生じた例が見られました。
 これらの併発症は慎重に麻酔を行い、患者様を注意深く観察することである程度避けることがで
 きます。

◆さいごに
 「麻酔」は100%安全ではありません。多少麻酔の危険性を強調したきらいもあります。しかし手術の
もたらす健康上の利益を考えると「麻酔」はどうしても必要です。麻酔科のスタッフは事故無く麻酔を行
うことに万全を尽くしています。麻酔についてご理解いただいた上、安心して手術のための「麻酔」をお受
け下さい。 
※一般向けの冊子のため、乳幼児の手術におきましては、異なる部分があります。
  参考にしていただき、ご心配な点は、主治医・担当麻酔科医へご相談くださいね。
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