ええ。新コーナーが始まってしまいました。ブルーベリー、バイオリン、フォトシネマの次は、ジャグリングと参ります。幅広い（そして底の浅い）分野をカバーするこのサイトをGeneral Store（なんでも屋）と名付けた自分の先見性を、呆れつつも誇りに思っております。でも、なんでいまさらジャグリングなの？
はじまりは、ビール工場見学でした。HSGS ToursとHSGS Theaterに載っておりますが、2003年の初秋、イギリスの田舎町に行く機会がありました。そこでふらりと入ったビール工場。残念ながら工場見学ツアーの時間に合わず、ビール工場の中を見ることはできなかったのですが、資料館を覗くことができました。そして、その資料館の横の土産物屋さんで、いかにも観光客目当てのビールマグやソーサーなどに混じって、その場には不似合いなものが私の目に飛び込んできたものがありました。あざやかな色をしたボールです。どうしてこんなところにボールがあるんだろう？私はボールを手にとってみました。直径８cmくらい、表面は革かビニールのようで、意外にずっしりとしています。少し強く握ると柔らかくへこみました。中には砂のようなものが入っているようです。ボールは赤・青・黄色に鮮やかに塗られて、茶色のケースに３個１セットで収められています。茶色のケースには、"Relax! This is Juggling for absolutely anybode-in five easy stages.（誰にでもできるジャグリング、5つ簡単な段階で）"と書いてありました。簡単な解説図も載っていました。「そっかー、誰でもできるのｋあー」とおっちょこちょいの私は思いました。ところで値段は？5ポンドちょっとでした（およそ1000円）。「安いじゃねえか」、ほとんど躊躇することなく私はジャグリングボールを購入しました。ホテルに戻ってから、さっそく"five easy stages"をやってみました。1時間くらいたったころでしょうか、本当に意外なことに、想像していたよりもずっと簡単に、わずか数回のことでしたが、3つのボールを2つの手で操ることができたのです！これは、いける！もしかして、俺には元々ジャグリングの才能があったのかもしれない。私はジャグリングに好印象を持ちました。
帰国後、しばらくせわしない日が続き、ジャグリングボールのことは忘れがちになっていました。ある日、（仕事中に）ネットで”ジャグリング”と検索してみると、うじゃうじゃうじゃうじゃサイトが見つかるではありませんか。世の中には私が（勝手に）思っていたよりも、ずうっとジャグリングの愛好家が多いようです。そして中にはジャグリングはとーっても簡単だよ。だからみんなもどんどんやろうよ、と人をそそのかす魅力的なサイトもいくつかありました。おっちょこちょいの私です。イギリスでジャグリングには良い印象を持っています。よっしゃあ、じゃあ、ジャグリングもHSGSでやってみようじゃないか。こうして、無謀にもHSGSの取扱商品がひとつ増えることになったのです。