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インターネット (ロジャー・C・シャンク)の要約
インターネットは過去2000年でずば抜けて重要な発明である。

その理由として第一は、インターネットは我々の生活に浸透してしまったため、多くの人々が本当にその存在に気づいていないことである。第二には、その潜在的な能力がまだ十分に明らかになっていないことである。

情報伝達の手段は、我々の生き方のほぼ全ての側面にわたって根本的な影響を及ぼしている。

たとえば、町まで歩いて行かなくても、何が起こっているかがわかり、買い物ができ、勉強ができるとすれば、どうして町まで出かける必要があるだろう。

教室の授業よりも優れたカリキュラムがインターネット上で編成できるから、まもなく学校は自己変革を起こすだろう。

ショッピングモールまで出かけてものを買う人の数は減りつつある。インターネットを使えば、購入に先立ってさわってみたり詳しく調べたりする必要がない商品であれば、そのサイトのボタンを押すだけで、ほしいと思う品の配達まで手配できる。

新聞はどうか?すでにインターネットによる紙面の配信が行われている。

ラジオもビデオも音楽の配信も、ブロードバンドの普及で可能になった。           
今日の我々の暮らしぶりの一面を考えてみると、何年か後にはそれはインターネットによってすっかり様変わりしているだろう。

五十年後の生活(そして人間相互の関係)はあまりにもちがっているため、我々は進化発展する社会構造にほとんど気づかないだろう。

現在より幸福になっているかどうかはわからないが、少なくとも、今よりは豊かな情報を得ていることだろう。

(Ref. 「2000年間で最大の発明は何か:ジョン・ブロックマン編」、)


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