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月刊アスキーの廃刊

2006年8月号で月刊アスキーが廃刊になった。ほぼ、創刊号から購入し続けた身としては、寂しい気がする。編集長が替わるたびに紙面の編集方針も変わり、当初の魅力はだんだん薄れてきていたことは確かだが、それも時代の流れの中で致し方の無かったことなのだろう。私としてはアマチュア向けの技術的な記事があるとうれしかったものだ。しかし、技術的な記事を主体とした雑誌はアスキーの他にも優秀なものがあったので、今となっては、方向を見定められなくなったのだろう。最終刊の編集後記として載せられている「卒業宣言」では、どうもビジネス指向の内容のものに変身して生まれ変わるようだ。

Linux Japan と Linux magazine

月刊アスキーと同じように廃刊になって寂しい思いをしたものに、Linux Japan と Linux magazine があった。これらの雑誌の記事を読みながら、自分のパソコンをいじり回して楽しむのが私流の遊びだった。Linux もエンタープライズ指向になってしまって、個人としての楽しみ方が少なくなったような気がする。いーや、単に私の腕が時代に取り残されてしまっただけかもしれないなぁ。

ホーム・コンピュータとパーソナル・コンピュータ

インターネットの発達、ITの隆盛、WEB2.0の流行、ケータイの多機能化、ユビキタス・コンピューティング等々、いろいろな新しい現象は出てきているものの、初歩のアマチュア的楽しみ方ができる余地があるかもしれない。ARPAでのいろいろな発想やザナドゥ(桃源郷)などの発想は、まだ実現されていない。アラン・ケイやテッド・ネルソンの理想はそれほど高かったのだ。まだまだ、ホーム・コンピュータやパーソナル・コンピュータと呼ばれるものにだって、発展の余地は無限にありそうだ。



(Ref. 「月刊アスキー2006年8月号:(株)アスキー」「新・思考のための道具:ハワード・ラインゴールド著」、)
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