(29)賞味期限切れについて 2007.1.16
連日、不二家の賞味期限切れの問題が大きく取り上げられています。
食品の量産企業として賞味期限の管理は大切な品質管理と思います。
ただ、このようなニュースが毎日大きく取り上げられる事により、まだ美味しく食べられる食品がどんどん捨てられてしまうのではないかと心配になります。
私は妻や子供が買ってきた食品の裏の賞味期限の日付を見て、まだ食べられるのに捨ててしまうのが以前から気になっていました。納豆なども捨ててしまいます。
私が子供の頃は古くなったパンや御餅やお味噌などにカビが生えてきても、その部分だけ捨てて食べていました。牛乳なども、おふくろがこの牛乳すっぱくなったから飲めないね、などと言って捨てていたのを覚えています。
昔は自分の舌と嗅覚で判断していたのが、今は包装のデジタル数字だけで判断してしまうわけです。
もっとも、昔は加工食品は少なく、食材から自分で料理して作っていたケースが多かったと思いますが。
賞味期限表示のない時代に育った親たちは長生きしています。賞味期限を延ばすために、防腐剤などを沢山使ったら、その方がよほど体に悪いと思います。
同じ食品関連のニュースでも、即席めんを発明した日清食品創業者の安藤百福さんの死亡報道はすごく小さかったと思います。苦労の末に、このような世界的な食品を発明した人に関する報道は、もっと大きく扱われても良いと思います。
最近、ばらばら死体など、気持ちの良くないニュースばかりですが、もう少し明るいニュースも聞きたいものです。
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