機密漏洩
(4)機密漏洩
最近、YahooBBを始めとして、色々な会社で会員情報などが漏れる事件が発生しています。
従来、システムのデータ保護はファイアウォールなど、外向きに向けられ、多額の投資がされていましたが、実際の情報漏えいは内部からの漏れが多数あったようです。
情報処理に関する人材は、会社の本業と異なるとの判断からか、派遣社員を使う事が多く、また、社員にしてもいつリストラされるか分からない状況で、会社への帰属意識も少なく、そのような人が重要なデータを扱っているケースが多いからではないかと思います。
米国には、データベースへのアクセスを監視するシステムhttp://www.iplocks.co.jpなど/があり、例えば、普段、データの登録しかしていない人が、データベースを一括してダウンロードしたりした場合に、警告を発するなどが出来るようです。
実際の会社の中では、顧客情報をデータベースからダウンロードしてExcelで一覧表を作成するなどは日常的に行われているでしょうし、小さなメモリースティックに100MB以上のデータが入ってしまう現状では、完全に漏洩を防ぐのは不可能だと思います。
先日、「トヨタの改善」の指導をしているコンサルタントの方のお話を伺いました折に、「結局は人づくりだ」との話が印象的でした。
良い製品を作るのも、会社の機密情報を守るのも結局は人の問題だと思います。
参考=>個人情報保護法関連の書籍
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