デジタルデバイド
(5)デジタルデバイド
デジタルデバイド(digital divide)と言う言葉があります。
パソコンやインターネットなどのデジタル環境を使いこなせる者と使いこなせない者の間で格差ができてしまう事を言うようです。
以前は、ソフト開発業界にいてお客様もITを使いこなしていたのですが、独立してからは、IT素人のお客様を相手にしていると、世の中はITを使いこなしている人が少数派である事がよくわかりました。
例えば、お店や企業などでホームページを持っているが全く問い合わせが来なくて困っている方に、ホームページの修正をしたり、 インターネットで広告を出したりしながら、沢山の来訪と商談を獲得できるように支援をしていますが、
ここで驚いたのが、問い合わせが無いと言いながら、パソコンを使える人が一人もいなくて、電子メールを全く見ていないということです。
もし、問い合わせメイルがあったとしても、受ける事ができなかったと言う事です。幸いと言うか不幸にと言うか、これらのお客様の場合には全く問い合わせのメイルは来ていませんでしたが。
また、ホームページ作成を請け負った業者も高いお金を出させて、わざわざ新しいパソコンを買わせておいて、メイルの設定もしてあげてないと言った事がありました。
ホームページはインターネット上のお店なので、実際のお店で新聞やチラシに広告を出したり、DMを出すと同等なことをやらないと、なかなか集客は望めません。
ホームページを作成して、細かな見た目だけの修正に時間とお金を使って、半年・一年経って一件も問い合わせが来ないと嘆くことになります。
きれいなホームページを作ればどんどん注文が舞い込むと思っていたのでしょう。
目的を明確にし、その手段としてのITを理解した上で使いこなすことが重要だと思います。 |
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